Twitterで返信を調査(絡まったァ)

Twitterで営業を掛けると言えば、フォロー&フォロー返しなのだが、フォローばかり多くなっても、それは「見ていない」のと同じになります。そう、個人的には、100名フォローしたら、その後は増やさない/増やせないかなぁ、と。

鬼った~
http://www.onitw.net/

20100518_01

のように、自動ツールを使ってフォロアを増やす方法もあれば、リツイートをたくさん付けてフォロアを増やす方法もあります。また、ハッシュタグで #followme を付けると、相互フォローを受け付けるローカルルール(?)も存在します。

このあたり、フォロー数が増えるのは単純に「楽しい」気がするので、悪いわけではないのですが、いざ、誰をフォローしようと考えた時、

  • フォロー数自体が当てにならない

ってことになりますよね。昨日の前夜祭でも話がありましたが、

  • フォローするときは、相手のフォローを読んで、趣味が合うかみていきましょう。
  • 趣味や諸々が合わないときは、フォローを削除しましょう。

ってのが、うまくツイッターを使う鉄則だったりします。

 

が、

まぁ、営業に使いたいと思うのは資本主義的に常なことで、営業に使うんだたら、もう少し調査しようよ/営業効果がある方法を取ろうよ、あるいは、営業ツイッターに引っかからないようにしようよ、

と思いついたのが「絡まったァ」です。

 

元ネタは、metionmap ですね。
http://apps.asterisq.com/mentionmap/

ツイッターアカウントを入れると、繋がりが強い人をグラフで表してくれます。

作成しているところは、http://asterisq.com/  という会社で、いろいろなネットワークをFlashを使って表現する老舗です。顧客動向などを調べるマーケティング調査を主にやっていますね。

さて、この metionmap を何回か使ってみたのですが、どうも、感覚的にちょっと違う気がしています。あって欲しい人がなかったり、ざっとみて無くてもいい人がいたり。もともと、どういうロジックでやっているのかと、

http://asterisq.com/blog/2009/10/14/explore-your-twitter-network-with-mentionmap

を眺めていくと、twitter api 的に直近の150件以下の投稿(つぶやき)しか取れないみたいですね。というか、返信とハッシュタグで繋がっているだけです。

となれば、作るのは簡単そう。更に、仲間サーチっぽくグループが分かるようにしましょう。そう「類は友を呼ぶ」というやつです。

ロジックは簡単で、

  • 自分から直接、返信する相手(1次友達)を探る。
  • 1次友達から、自分に返信されている数を探る。

というように、相互に返信しているのか(会話しているのか?)を探っていきます。更に

  • 1次友達から2次友達を探る。
  • 2次友達から3次友達を探る。

のように、3世代まで探ります。

探る友達は、

  • 2回以上、返信/会話をした人

に限ります。

何故、1回だけの人を外すかというと、1回の場合は、「フォローありがとうございました」が多いので、パスします。挨拶だけですからね。まめに会話をしている人、身内、仲間、趣味が合う人、なんかが見つけられます。

そうすると、取り除ける対象は、

  • 営業のために、フォローをしている人
  • フォロアを増やすためにフォローを繰り返している人
  • 鬼ったーのような自動化を使っている人

となるはずです。

ひとまず、1次友達への返信の向きだけ、作ったものがこれです。
http://moonmile.net/php/twtl.php

直近の200ツイートを調べて、返信した数を調べます。最初は、私のアカウント(@moonmile)ですが、
http://moonmile.net/php/twtl.php?id=アカウント

のように指定すれば、誰のアカウントでも調査できます。
# たまにエラーになりますが、リロードすれば読み込めます。

試しに、私がいくつかの人を調べると、まさしく「類友」状態になります。ラノベ関係はラノベで固まるし、プログラム関係はプログラム関係で、漫画家は漫画家で固まっています。

という訳で、まずは、これをトポロジー的に解くためにコーディング中です。図形はあとから、データベースとして、

  • 返信元のアカウント(自分)
  • 返信先のアカウント(相手)
  • 順方向の返信数
  • 逆方向の返信数

だけあれば、図が書けるようになります(F#向きだってのもあるなぁ)。

そう、前夜祭で話していたけど、「おそろしいツールでしょう?」。

twitter api はこちら
http://apiwiki.twitter.com/Twitter-API-Documentation

日本語がいい場合は、こっち。
http://watcher.moe-nifty.com/memo/docs/twitterAPI49.txt

カテゴリー: 開発 パーマリンク

Twitterで返信を調査(絡まったァ) への2件のフィードバック

  1. k1496 のコメント:

    ついったー解析面白そうです。

    ただ危惧してるのがついったーを使ってる人しか解析できない。
    というか、みんなついったーを使い続けるのか?という点。。

  2. t.masuda のコメント:

    解析対象は「ツイッターを使っている人」なので、それで十分。営業的にはどうか分からないけど。動向は分かるでしょう(バイアスはかかるだろうけど)。
    この手の解析は、ブログが出始めた頃からあって(2000年ぐらいかな)今も続いています。リアルな例で言えば、何処にコンビニの店舗を置くか?という問題と同じかなぁ。

    > というか、みんなついったーを使い続けるのか?という点。。

    ツイッターという道具は廃れると思うけど、ツイッターで培ったリアルな関係は続くだろう。という予測かな。

コメントは停止中です。