Twitterで営業を掛けると言えば、フォロー&フォロー返しなのだが、フォローばかり多くなっても、それは「見ていない」のと同じになります。そう、個人的には、100名フォローしたら、その後は増やさない/増やせないかなぁ、と。
のように、自動ツールを使ってフォロアを増やす方法もあれば、リツイートをたくさん付けてフォロアを増やす方法もあります。また、ハッシュタグで #followme を付けると、相互フォローを受け付けるローカルルール(?)も存在します。
このあたり、フォロー数が増えるのは単純に「楽しい」気がするので、悪いわけではないのですが、いざ、誰をフォローしようと考えた時、
- フォロー数自体が当てにならない
ってことになりますよね。昨日の前夜祭でも話がありましたが、
- フォローするときは、相手のフォローを読んで、趣味が合うかみていきましょう。
- 趣味や諸々が合わないときは、フォローを削除しましょう。
ってのが、うまくツイッターを使う鉄則だったりします。
が、
まぁ、営業に使いたいと思うのは資本主義的に常なことで、営業に使うんだたら、もう少し調査しようよ/営業効果がある方法を取ろうよ、あるいは、営業ツイッターに引っかからないようにしようよ、
と思いついたのが「絡まったァ」です。
元ネタは、metionmap ですね。
http://apps.asterisq.com/mentionmap/
ツイッターアカウントを入れると、繋がりが強い人をグラフで表してくれます。
作成しているところは、http://asterisq.com/ という会社で、いろいろなネットワークをFlashを使って表現する老舗です。顧客動向などを調べるマーケティング調査を主にやっていますね。
さて、この metionmap を何回か使ってみたのですが、どうも、感覚的にちょっと違う気がしています。あって欲しい人がなかったり、ざっとみて無くてもいい人がいたり。もともと、どういうロジックでやっているのかと、
http://asterisq.com/blog/2009/10/14/explore-your-twitter-network-with-mentionmap
を眺めていくと、twitter api 的に直近の150件以下の投稿(つぶやき)しか取れないみたいですね。というか、返信とハッシュタグで繋がっているだけです。
となれば、作るのは簡単そう。更に、仲間サーチっぽくグループが分かるようにしましょう。そう「類は友を呼ぶ」というやつです。
ロジックは簡単で、
- 自分から直接、返信する相手(1次友達)を探る。
- 1次友達から、自分に返信されている数を探る。
というように、相互に返信しているのか(会話しているのか?)を探っていきます。更に
- 1次友達から2次友達を探る。
- 2次友達から3次友達を探る。
のように、3世代まで探ります。
探る友達は、
- 2回以上、返信/会話をした人
に限ります。
何故、1回だけの人を外すかというと、1回の場合は、「フォローありがとうございました」が多いので、パスします。挨拶だけですからね。まめに会話をしている人、身内、仲間、趣味が合う人、なんかが見つけられます。
そうすると、取り除ける対象は、
- 営業のために、フォローをしている人
- フォロアを増やすためにフォローを繰り返している人
- 鬼ったーのような自動化を使っている人
となるはずです。
ひとまず、1次友達への返信の向きだけ、作ったものがこれです。
http://moonmile.net/php/twtl.php
直近の200ツイートを調べて、返信した数を調べます。最初は、私のアカウント(@moonmile)ですが、
http://moonmile.net/php/twtl.php?id=アカウント
のように指定すれば、誰のアカウントでも調査できます。
# たまにエラーになりますが、リロードすれば読み込めます。
試しに、私がいくつかの人を調べると、まさしく「類友」状態になります。ラノベ関係はラノベで固まるし、プログラム関係はプログラム関係で、漫画家は漫画家で固まっています。
という訳で、まずは、これをトポロジー的に解くためにコーディング中です。図形はあとから、データベースとして、
- 返信元のアカウント(自分)
- 返信先のアカウント(相手)
- 順方向の返信数
- 逆方向の返信数
だけあれば、図が書けるようになります(F#向きだってのもあるなぁ)。
そう、前夜祭で話していたけど、「おそろしいツールでしょう?」。
twitter api はこちら
http://apiwiki.twitter.com/Twitter-API-Documentation
日本語がいい場合は、こっち。
http://watcher.moe-nifty.com/memo/docs/twitterAPI49.txt
ついったー解析面白そうです。
ただ危惧してるのがついったーを使ってる人しか解析できない。
というか、みんなついったーを使い続けるのか?という点。。
解析対象は「ツイッターを使っている人」なので、それで十分。営業的にはどうか分からないけど。動向は分かるでしょう(バイアスはかかるだろうけど)。
この手の解析は、ブログが出始めた頃からあって(2000年ぐらいかな)今も続いています。リアルな例で言えば、何処にコンビニの店舗を置くか?という問題と同じかなぁ。
> というか、みんなついったーを使い続けるのか?という点。。
ツイッターという道具は廃れると思うけど、ツイッターで培ったリアルな関係は続くだろう。という予測かな。