補講の5回目です。
さて、今回は Appcmd.exe というツールの話をしましょう。
実は、Windows Server 2008 R2 から PowerShell を使うように推奨されているのですが、コマンドラインで IIS を制御するには、appcmd.exe のほうが楽だったりします。
通常のコマンドプロンプトではパスが通っていないので、
c:\windows\system32\inetsrv
に移動してから使ってください。
ヘルプを見ると、以下のものが使えます。
サポートされているオブジェクトの種類:
SITE 仮想サイトの管理
APP アプリケーションの管理
VDIR 仮想ディレクトリの管理
APPPOOL アプリケーション プールの管理
CONFIG 全般構成セクションの管理
WP ワーカー プロセスの管理
REQUEST HTTP 要求の管理
MODULE サーバー モジュールの管理
BACKUP サーバー構成バックアップの管理
TRACE 失敗した要求トレース ログの処理
それぞれの使い方は、appcmd site /? な形で見てください。
そうそう、全てのIISマネージャの全ての機能を使えるわけではないので、注意が必要ですが、バッチファイルを作って手順よくサーバーを増設する場合に使えます。