小4の夏休みの宿題をチケット駆動で乗り切る方法を模索

先日の日曜日、日割りでスケジュールを立てた後、1日のタイムスケジュールを立てたのですが、初日からうまくいかないことが判明…いや、途中にプールが挟まったり、学校の短時間の補習がはさまったりして、うまくいきませんでした。初日から、午後6時過ぎまで夏休みの宿題をしている有様に。

まずは、前提から書きますので、参考にしてください。

■夏休みの宿題の全体を把握する

先週の日曜日にやったことは、まず、夏休みの宿題の量を全体として把握しておくことです。

  • 漢字ドリル
  • 計算ドリル
  • 公文算数
  • 一言日記
  • 自由研究(かたつむりの観察日記)
  • 読書感想文

この中で、一言日記は毎日やることなので別な計画にします。自由研究はかたつむりの観察日記だそうで、これも毎日やります。読書感想文は、適当な締切を決めて(祖母の家に遊びに行く前とか、海に遊びに行く前とか)自由にしておきました。

公文算数は週5ペースでやるのですが、週2回教室に行くことになります。持って帰ってきた宿題は週のうちにやればよいので、土日を含んでもよいし、含めなくても良い状態です。

漢字ドリルと計算ドリルは全体のページ数を把握した後、「何日で終わらせるのか?」の計画を立てます。夏休み自体は40日あるのですが、これには土日が含まれています。また、お盆に祖母に家に行ったり、海に行ったりする日も含めてしまっています。これを取り除くと、だいたい20日になります。祖母の家や土日はプロジェクトバッファとして扱います。

■日割り計算する

計算ドリルと漢字ドリルの全体像を把握して、宿題をする日数が20日間と決まったら、これを日割りします。小数点になってしまうので、小4には難しい(分数や小数点は小5からですよね)。あまりを出して、それを上回れば計画通りに終わる、ということを子供に印象付けます。

ここでは、20日間で、2ページずつやれば終わることがわかりました。

そのままでもいいのですが、20日間ずっと宿題が続いているという状態がいいのか、「早めに宿題を終わらせたいのか?」という判断を子供にさせます。これは子供の性質にもよるので、どちらともいえないのですが「自発」を重んじます。

その後、再計画を立てて、計算ドリルと漢字ドリルを10日間で終わらせることにしました。

  • 計算ドリルを毎日4ページずつ
  • 漢字ドリルを毎日3ページずつ
  • 公文算数を平日にやる

という計画が立てられました。これに従って進めばいいのですが、さて、いろいろ「誘惑」なりがあり現実はままならないものです。

■ひとまず、計画を実行してみる

計画がスムースにいくのかどうかは、実際やってみないとわかりません。そのためにプロトタイプとして宿題をやるスピードを確かめるのが第一です。で、初日(火曜日)にやってみたところ、結構、散々な結果でした。

  • 午前中に学校のプールがあった。
  • プールから帰ってきて、宿題をやったかどうかは不明(ワタクシは家で仕事中)
  • お昼を食べた
  • 午後に、漢字と計算ドリルの宿題をやった…模様
  • 午後4時頃のテレビを見ていた。
  • 夕方に弟を迎えに行った。
  • 保育園から帰ってくると、公文が終わっていなかった。
  • 夕飯前(7時半)に公文を無理やり終わらせる。
  • 8時半ごろにカタツムリの観察日記を書いている。
  • 寝る直前に一言日記を書いている。

というわけで、ダメダメですね。これらは一見、学習習慣の問題のように見えますが、違います。まあ「習慣」ができると、早めにやる「習慣」ができるのですが、小4の段階ではまだ「習慣」以前なので、もうちょっと違う問題です。

基本、私は家で仕事なので、娘を監視できる立場にはいるのですが、それじゃ面倒ですよね。面倒というか、監視されないと宿題ができないのでは駄目ですし、これからが大変です。なので、面倒な監視作業はしません。が、「習慣」づけは必要なので、この夏はやる予定です。

■夏休みの宿題にも割り込みがたくさんある

毎日の課題(漢字ドリル、計算ドリル)をやるための障害として、「割り込み」があります。日常ルーチンをこなそうとしても、電話が入ったり、メールに答えないと駄目だったり、そういう問題ですね。私の場合、宅配便が一番集中力がそがれるのですが…まあ、これは仕方がない愚痴です。

プールなり学校の補習なりがあれば、一日の中で夏休みの宿題の時間が削られます。計画通り、むりやり夏休みの宿題をする時間をとればいいのですが(実際、毎日のルーチンワークとしての宿題は1時間以内でおさまるでしょう)、ルーチンワークができない小4の娘には、計画がずれても、計画通りに進むスタイルが必要になります。

■チケットを切る

宿題の日割りはできたものの、それを「毎日やる」ことにすると負担が出てしまうので、毎日やる必要がない状態にします。夏休みの宿題の場合は、

  • 全体の量が決まっている(途中でボリュームが増えたりしない)
  • 手戻りがほとんどない(やった宿題が無駄にならない)
  • 締切が決まっている(エンドが決まっている)
  • 分割が可能

という特徴があります。プロジェクトとしての組み立て方も WBS に落とすよりも、日割りで計算する簡単な方法がとれます。これは、読書感想文のような場合には、WBS な落とし込みをするか、別なスタイルが必要です。

というわけで、「毎日、計画通りに漢字ドリルと計算ドリルを数ページずつやる」という計画が破たんしてしまったので、「夏休みの宿題チケットを消費する」というスタイルに変更します。漢字ドリル3ページ、計算ドリル4ページのチケットをそれぞれ作って、これを10枚の付箋にします。全部で20枚になるわけですね。

■チケットを消費する

チケット駆動にすると、あまりに遅いペースでチケットを消費すると、エンドがずれるという現象がおこります。プロジェクトの場合は、締切を動かすことも可能ですが、夏休みの場合はエンドが絶対なので、締切を動かすことができません。このため、チケットが消費されているスピードは適宜「監視」が必要です。

本来ならば、バーンダウンチャートを使ってグラフ化するとわかりやすいのですが、ちょっとそのあたりは実際に娘にとってチケット駆動がうまく動くかどうか確かめてからやってみましょう。

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