というわけで、ロケットガールの話。
いわゆる、宇宙開発に関わる話ですね。ロケットのパイロットに女子高生を乗せようという話です。最近、アニメの方を見たのですが、燃料棒自体を燃料容器にするあたりのくだりがリアルなので、少し調べてみました。すると、やっぱり原作がありました。それなりに、きちんとしたSFです。
で、宇宙開発の繋がりで言えば、
・moonlight mile 太田垣康男
・プラネテス 幸村誠
・航空宇宙軍史シリーズ 谷甲州
が(私の本棚)にはあります。
これらの共通点は、宇宙&ロケットってことなんですが、ロケットガール以外では、もうひとつ共通点があって、それが「デブリ」です。
当時、航空宇宙軍史シリーズを読んだとき(20年以上前かな)、その頃の宇宙での戦闘シーンは、宇宙戦艦ヤマトやガンダムをはじめとして、ミサイルやビーム兵器です。今でもそうなんですが、実は、もっと効果的な武器があって、それが「デブリ」なわけです。
と、言うのも、航空宇宙軍史が非常にリアルだったのは、敵艦を砲撃するのに、小さな鉄粒を放出します。近未来SFですから、ビーム兵器は出てきません。ミサイルを積むにしても、地球から持ち上げるとお金が掛かるし、宇宙で開発するとなると大変なコストが掛かます。なので、秒速7キロメートルを利用して、相対速度で敵艦に穴を空けます。
ただ、戦艦と名前が付いていますが、地球上の戦艦のように分厚い装甲が付けられるとは限りません。弾と同様に、地球上から持ち上げるとなると結構なコストがかかって、厚い装甲は難しい。なので、相対速度を利用したデブリを移出することでも、十分相手の艦に穴が開けられるし、穴が空くだけでも、宇宙空間では十分打撃を与えられる、という設定だったりしたわけです。
まあ、そのリアルさの系譜として、ロケットガールも結構リアルです。
ソロモン宇宙教会(ロケットガール公式サイト)
http://www.rocket-girl.jp/link/link.html
から
JAXA|野尻抱介 「宇宙活動は世界を活性化する」
http://www.jaxa.jp/article/interview/vol33/index_j.html
秋田大学工学資源学部附属ものづくり創造工学センター
http://www.mono.akita-u.ac.jp/index.html
なところに辿れたりします。
エンジニア路線としても興味深く、
・moonlight mile のH2Aの開発者達
・プラネテスの星野九太郎
なところが私は好きですね。
youtubeで見ましたよ~。
デブリが武器になる、というのは、対ICBM用の兵器として
クモの巣型の鉄骨だかを宇宙に浮かべるという話がありました。
中学ぐらいのときに兵器図鑑で見た覚えが。。
その頃F-22はまだYF-22でした。
YF-22と言えば、昔「AIR WAR(空戦マッハの戦い)」というボード型のシミュレーションゲームがあったのをご存じ?
http://www009.upp.so-net.ne.jp/keita/Air-War.htm
確かに時間が掛かるんだ、これが。hobby japan が出しているボードゲームで、ガンダムとかマクロスとかも持ってたなぁ。風の谷のナウシカってのもあった(笑)。
いや、、、これは時間かかりそうですね。
僕はステルス戦闘機の真っ黒な機体に魅かれ、、PSでnamcoのAIR COMBATをやってました。
F-16がすぐSTOLEして意外に使いづらかった。。F-16は対空戦闘用なのでしょうか。
分類的には戦闘機だからなぁ。爆弾の落下しかなかった当時は、戦闘機と爆撃機が区別されていたけど、最近ではミサイルにGPSを搭載しちゃうから、爆撃機は使わないのかもしれない。
そうそう、ミサイルが当たりにくいのは、飛行機とロケットの推進原理が違うからですね。
飛行機の場合はフラップで揚力を調節するけど、ロケットの場合は内部圧力のバランスだから曲がりにくい。。。とロケットガールに戻してみる。