acer w500s に windows 8 customer preview を入れる

ICONIA TAB W500S | Product Model
http://www.acer.co.jp/ac/ja/JP/content/model/LE.RHC02.060

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amazon で購入して、早速 windows 8 customer preview を導入してみました。クリーンインストールするのも良いかと思ったのですが、もともと W500S には、Windows 7 Home が入っているので、アップデートという形でインストールするのが手軽かと。

■Windows 8 のインストール手順

軽く手順を書いておきます。

  1. W500S を起動して、Windows 7 Home のセッティングをする。単純に電源を入れて起動するだけで OK です。
  2. 無線LAN の設定をしておく(ファイルコピーは、USB メモリ経由でも OK)。
  3. Windows 8 customer preview を iso ファイルのままインストールしたいので、SlySoft Virtual CloneDrive から、仮想ドライブをダウロードして、Windows 7 にインストール。
  4. ISO ファイルをコピーして、仮想ドライブから起動。
  5. Windows 8 へアップデートインストール
    インストールするときに、空き容量が 16GB 必要です。W500 の HDD は 32GB しかないのですが、Windows 7 の導入で既に14 GB ぎりぎりというところです。ISO ファイルを入れて、ぎりぎり 16GB 以内という感じでした。
  6. アップデートは普通の windows os と同じです。
  7. 途中でキーボードが必要なところ(ユーザー名、無線LANの設定だったか?)が出てくるのですが、ソフトウェアキーボードが出てきませんでした。仕方がないので、USB キーボードを接続して設定します。
  8. インストール後は、空き容量が 7.5 GB というところです。

 

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試しに、IE で、このページを表示させたところです。

左が比較用の iPad(初代)。右が acer ですね。発色が若干悪いように見えますが、多分光量が足りないだけのような気がします。acer のほうが、縦長になる(画面比が、16:9)なので、ブラウザを縦にすると iPad よりも大きく見えます。

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試しに mp4 を表示さてみると、Windows 8 で出てくる「ビデオ」では、コマ落ちが発生します。まだ、metro application の api がうまく動いていないみたいです。デスクトップのほうにある「Windows media player」で表示させると全然大丈夫なので、マシンのスペックの問題ではなさそうです。customer preview の段階で、mp4 がコマ落ちしているのは、かなり不安なのですが大丈夫なんでしょうか?

— 追記 2012/03/28 — 窓の杜 – VLC media player を入れると、標準ビデオのほうでもコマ落ちがなくなりましたね。ちょっとエンコードに失敗していたのかもしれません。

■開発をどうするか?

容量が 32GB と少ないので、開発環境(VS11 beta)を入れることはできません。なので、主旨としては、

  • 普通に、タブレットPC として楽しむ、検証する。
  • 開発環境を別途用意して、インストールする

というパターンになります。肝心の metro application の開発は、Windows 8 + VS11 beta の環境でしかできません。Winodws 7 に VS11 beta を入れると、metro application を作れないので…

  • VMWare Player あるいは Workstation で、Windows 8 の環境を作る。
  • Windows 8 環境で、metro application を作成する。
  • 実機(w500)にアプリを配置する

という手順になります。

VMware Player :簡単に仮想マシンを実行できる無償ソフトウェア は、無料で使えるので、開発環境を整えるだけならお勧めです。有償(約2万円の workstation 版は、スナップショットを取る機能が付随しているのですが、普通に開発だけに使うのであれば Player で十分です)。開発自体は、VMWare 上でやるよりも、リモートデスクトップで接続したほうがスムーズにできます(VMWare 自体を全画面表示にして開発するという方法もあります)。

■使用感はどうなのだろうか?

Windows 8 は、普通のデスクトップ PC と、acer のようなタブレットPC/スレートPC の両用に使える os として発表されています。なので、必然的に「虻蜂取らず」の状態にならざるを得ないのですが、ちょっと使ってみると、虻は虻なり蜂は蜂なりでセッティング&利用していくと十分いけるのではないか?と思っています。

具体的に言うと、

  • デスクトップ PC では、Windows 8 の「デスクトップ」しか利用しない。
    • スタートボタンがないという問題がありますが、似たアプリ(多分すぐに作れる)を入れてしまえばOKです。
    • 基本はキーボードとマウスで操作するということになるので、Winodws 7 と同じ環境にあわせます。
  • タブレット/スレート PC では、Windows 8 の metro しか利用しない。
    • 逆に、スレート PC の場合は、metro ui しか使わないにします。まだ customer preview の段階では、いくつかの操作で「デスクトップ」を表示させないと駄目なのですが、「デスクトップがいらない」状態にするのが、最低の利用条件だと思います。
    • マウス操作や、実キーボードのショートカット等は考慮しない。
      デスクトップを使わないので、普通の PC で使うようなショートカットは要りません。というか、ソフトウェアキーボードとタッチやスライド以外の操作を含めないようにします。

こういう風な切り分けをしてしまうと良いかなと思っています。

後で開発環境については詳細を書きます。

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