巷で話題になっておりますが(一部ね、一部)、Visual Studio 2010 のヘルプが使いづらいのです。
VS2010のヘルプは使いにくい、使えないレベル。せめて2008時代のようなUIをお願いします。 | Microsoft Connect
http://connect.microsoft.com/VisualStudioJapan/feedback/details/560247/vs2010-2008-ui
私も「ひと目でわかる Visual C++ 2010」を書いたときに思っていたのですが(書籍では、あえてぼかしております)、いやぁ、ネットに直接アクセスしに行くのはちょっと … と思っています。一応、MSDN ドキュメントのインストール時に、ローカルに保存することはできるんですが、2008 のような Help Viewer が立ち上がるのではなく、IEが立ち上がります。
で、いくつかコーディングしていくと、意外と精度が悪いんですよね。
変な処に行きついてしまうのが問題です。
先の Microsoft Connect の回答では、本社のmicrosoftさんから回答が来ているので、英語版のヘルプツールしか得られず、日本語版の Windows には入れられません。
Microsoft Help Viewer Power Tool (Beta) – Home
http://code.msdn.microsoft.com/HelpViewerPowerTool
ダウンロードしてインストールしようとすると、下記のようなエラーが出ます。
提供元自体が、2010年5月のベータ版で止まっているので、お勧めもできません。
という訳で、先の Connect にもありますが、GrapeCity さんが提供されています。
GrapeCity ヘルプビューワ
http://visualstudiogallery.msdn.microsoft.com/ja-jp/81bc1785-2e39-49a5-9beb-8443e88ef159?SRC=Home
は、どうでしょう?
ダウンロードしてから、インストール。
が、インストールしたけど、さてどうしたものか…スタートメニューには出ないし、な感じでお困りだったわけですが。
C:\Program Files\GrapeCity HelpViewer\ の中にある Readme.txt を見ると
(このファイルを、インストーラが開いてくれないのは問題だと思うんですが)
[起動方法]
Visual Studio 2010のメニューから[表示]-[その他のウィンドウ]を選択し、
その中から「GrapeCity ヘルプビューワ」を選択してください。
「GrapeCity ヘルプビューワ」ツールウィンドウが表示されます。
となっていますね。Visual Studio 2010 上から動かすようです。
で、動かしてみると、
真っ白、って、、、ああ、なるほど、
ローカルヘルプにしないと駄目 orz
なんですね。
なんか、Visual Studio 2005、SQL Server 2008 R2 Express Edition まわりで、再インストールをしたので、ドキュメントはインターネットになっている訳で。
これをローカルに切り替えるには、「ヘルプ」-「ヘルプ設定の管理」を選択して、
「オンラインまたはローカルヘルプの選択」で変えればOK。
そうすると、無事 Visual Studio 2010 でヘルプが表示できます。
ああ、一見落着な気がする訳ですが、いいえ、全然駄目なのです。
テキスト検索やら、キーワード抽出やらはできるのですが、肝心の
-
キーワードで「F1」キーを押すと、MS謹製のブラウザに飛んでしまう。
-
肝心の、目次の同期などが一切できない。
のです。う~む。
ここは素直に、
Visual Studio 2005 をインストールして、Help だけ使うのがよいか
と、思ったり。
# C++/CLI のインテリセンスが使えないから、Visual Studio 2005 は必須なんですけどね。
追記 2010/08/19
GrapeCity の Yamaki さんからの直接コメント
Yuya Yamaki’s blog
http://d.hatena.ne.jp/Yamaki/
おお、「目次の同期」ボタンがあるじゃないですかッ!!!
こんな大事なことを Readme に書き忘れてはいけませぬッ!!! <偉そうに
という訳で、しばらくこれで運用します。
はじめまして。Yamakiと申します。
>肝心の、目次の同期などが一切できない。
こちらですが、「現在表示しているページに対するヘルプツリーの場所を展開して表示する」ということでしたら、[目次]タブのコンボボックスの右側にある[目次の同期]ボタンを押すことで可能です。Readmeに記載されておらず申し訳ありません。
もし、異なる機能を指しておりましたらすみません。
ええ、それですそれですッ!!!
ありがとうございます。使わせて頂きますッ!!!
腹が立って仕方ない !
何でヘルプを使うのに、助けがいるのだ !
これまでVC++6.0を使っていたが、改めて買うのも悔しいので、
暫く無料のC++ 2010Expressを使うことにした。
使い難いことおびただしい。昨日、作業の継続が簡単に行かない。
作っておいたファイルをVC++2010にコピーすると原本が変わってしまったり、
削除すると、消えてしまったりする。
コンパイルして、Cxxxxのエラーが出ても、メッセージでつぶしても、わからない
時は仕方なしにヘルプのお世話になる外ない。結局、コンパイルそっちのけで、
ヘルプの表示に専念する。
OS に限らず、グレードアップする毎、使用勝手のグレードが落ちていく。
W 8.1 ではVC++6.0 が使えなくなるので、元のVistaに戻して、ソースのテストの
ために、日夜テストの毎日。
こんなに悪くなるのは、マイクロソフトのいい加減さと、奢りか。
残念ながら、まだヘルプの使用には至っていない。