Rolling Spider を買って SDK で遊ぼう(出帆準備編)

娘のサンタクロースに Rolling Spider を貰ったので、ちょっと遊び&調べてみました。

http://www.parrot.com/static/images/theme/catalog/rolling_spider/details.jpg

Jumping Sumo のほうは、夏あたりに見たのを覚えていたのですが、こっちのほうもワンセットで発表されていたのです。実は、先日の MS グロサミで MVP の方がコントローラを使ってデモをやっていて、中身で何が動いているのか知りたかったのです。その後に行った MS ストアに売っていて Surface でデモをやっていたので、.NET Micro なのかと思っていたのですが、組み込み Linux だそうです。操作は、Bluetooth v4 が装備されている iOS/Android/Windows Phone があれば ok です。FreeFlight 3 のストアアプリ版もあるので、初代 Surface RT を使って動かすこともできました。ただし、Surface の場合は、Bluetooth のペアリングなかなかつながらなくて、手元の iPod のほうがスムースにつながります。

Parrot、ミニドローンRolling SpiderとJumping Sumoを国内向けに解説。SDKも公開 – Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2014/07/10/parrot-rolling-spider-jumping-sumo/
パロット社のミニドローンRolling Spiderは、地上から天井まで自在に駆け巡ります!
http://www.parrot.com/jp/products/rolling-spider/
Windows ストア の Windows 用 FreeFlight 3 アプリ
http://apps.microsoft.com/windows/ja-jp/app/freeflight-3/3c827d26-a7fa-430e-9a1f-bb33670d0551

Rooling Spider 自体は、二年前に発売された AR Drone のおもちゃ版?みたいなものです。AR Drone 自体は 4万円ほどするのですが、Rooling Spider は1万円ちょっとです(私の場合、ちょっと安い時期を見つけて1万円弱で買えました…いや、サンタ的に)。たぶん、カメラが付いてないだけで、中身は一緒のものではないかなと。カメラを積む分だけ AR Drone は非常に大きいのですが、Rooling Spider は部屋で飛ばせるぐらい小さなものです。部屋用のミニヘリコプターと同じですね。

ただし、普通のラジコンと異なるのが Bluetooth で操作できる(操作しなくてはいけない)ところです。Bluetooth だと、タイムラグが必ず出る(0.1~0.2秒ぐらい遅れる)ので操作的にはどうなんだろう?と思っていたのですが、大丈夫みたいです。Parrot 社は、オーディオ機器を作っているメーカーでそのあたりのノウハウが入っているようです。

中身は組み込み Linux

Bluetooth 制御やモーター制御等をしているのは組み込み Linux です。オープンソース化されているので、機器を作れる…んですよね。手元にある CloudFlash も組み込み Linux で busybox なんかが使われているのでわかります。

OpenSource-RollingSpider – 概要 – Parrot ASTEROID Developers Zone
https://devzone.parrot.com/projects/show/oss-rolling-spider

ファームウェアアップデートは、FreeFlight アプリからか、PC から USB ケーブル経由で行えます。私の買った時点で、既にファームウェアが古くなっていたので、最初に行うのがファームウェアアップデートでした。出荷時点とアプリの日にちのずれがあるので、これは仕方がないところです…が素人にはちょっと辛いかも。アプリの Bluetooth 経由から行うと非常に時間がかかります。アップデート開始自体はアプリに組み込まれているので、難なく進むのですが、なかなか終わらないかつ最後になって失敗するという状態で。USB ケーブル経由のほうが良いかもしれません。

Rolling Spider の組み込み Linux 自体は手がでません(と思う)。SD カードとかついてないし。しかし、Bluetooth 接続する操作アプリのほうに手を出すことができます。というか、そういう仕様になっている。

アプリは ARDroneSDK3 を使う

発表では SDK を使えるようにする、となっていたもののリンクがありませんでした。Parrot 社からのリンクも見当たらないので、探すのが苦労したのですが、github 上にありました。

ARDroneSDK3
https://github.com/ARDroneSDK3
ARDroneSDK3/Samples
https://github.com/ARDroneSDK3/Samples

「MiniDroneDeviceController is used to control the RollingSpider」とあるので、Rooling Spider も動かせそうです。中身はざっとしかみていませんが、C# 版はありません。が、ストアアプリ版があるので、動作は問題ないと思われます。

iOS 版で動かしてみて、Xamarin でくるむ?

iOS 版の MiniDroneDeviceController を Xamarin でラップしてやれば、普通に C# から使えるようになるかな、と。おそらく Bluetooth 接続するための ARNetworkAL とコマンド送受信するための ARCommands が肝になるかな。ARNetworkAL 自体は、WiFi にも対応しているようです。

[AR.Drone]Droneをc#で飛ばしてみようじゃないか (1) » はにらぼ☆てっく
https://www.honeycomb-lab.co.jp/blog/tech/?p=282

な感じで、AR Drone を C# で操作している方も。

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